有機フッ素化合物(PFAS)であるPFOS及びPFOAについては、水質管理目標設定項目として定められています。登米市では原水(浄水処理をする前の水)及び浄水の水質検査を定期的に実施しています。
これまでに、原水及び浄水でPFOS及びPFOAが検出されたことはありませんので安心して水道水をご利用ください(定量下限値未満=5ng/L未満)。今後も継続してPFOS及びPFOAの検査を実施し、水質管理を徹底していきます。
※定量下限値=暫定目標値の1/10
炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物であり、その総称をPFAS(ペルフルオロアルキル化合物)と呼びます。代表的なものとしては、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない)を持ち、撥水剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質ですが、環境中で分解されにくく、生体内に蓄積されやすいという特徴から製造、使用等が制限されています。
国の調査では、動物実験などによりコレステロール値の上昇、発がん、免疫系統との関連が報告されていますが、未だに科学的知見は不十分とされています。現在も国際的に様々な知見に基づく検討が進められています。
厚生労働省は、令和2年4月1日にPFOS及びPFOAを「水質管理目標設定項目」に位置付け、その合算値として暫定目標値50ng/L以下と設定しています(50ng/L=0.00005mg/L)。
水質管理目標設定項目について(環境省ホームページ)<外部リンク>
PFOS、PFOAに関するQ&A集(環境省ホームページ)<外部リンク>
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